STOPTECHが装着されてました。
フロントに関して、不良(不可解)部品は交換させてもらいました。
前後バランスも考えられた逸品になっています。
ジャダーはあるのですが、質は変わってきました。
フロントに罪は無いので、再考します。
以前経験のあったリアブレーキを診ます。
リフトアップした状態で走行状態を造り出し、「180km」からのブレーキングを試みると…
ジャダー出ました。
ジャダーは発生すると車体全体に及ぶため、部品の特定ができません。プロペラシャフトのセンターベアリングまで疑いました。
ブレーキが起因しているので、ブレーキから始めます。
スライドピンの固着もありません。
不安要素を消したいので、リアキャリパをOHします。
リアローターの振れを計測します。
なんと、計測値が冷間と温間で違うのです。
計測値は左右ともに0.2mmでした。
スリットによりセクションが分かれますが、セクション毎の高低差もあるようです。
社外品は良い物を使いたいですね。
何処のブランドかは知りませんが、この様な部品がチューニングカーの品位を落とすのです。
最初の案件は完了し、ちゃんと減速できるようになりました。
次のステップに進みます
ステージは首都高速(稀に湾岸)、ツーリング、というサスペンションチューンです。
予算の関係で、スプリングレートの変更とアライメント等の変更を行います。
ダンパーは交換できないので、現状を良くしようと言う主旨です。
試乗していた時から気になっていたのですが
古臭いセッティングとショックが抜けていると思われる挙動
TEINは全長調整式でF12キロ/R6キロのバネが組まれていました。
アライメントは左右でバラバラになっています。
スタビは、社外品がついています。
部品を、ばらして素性を…
リアダンパーは完全に抜けてます。後日、OHすることで作業を進めます。
フロントは驚愕のストローク
ショックストロークで60mmです。テインに因れば1.6のレバーレシオなので、96のホイールストロークです。
一般車の半分のストロークしかありません。
スプリングは弊社お気に入りのアイバッハ(代理店になりました)
まったくやる気のないレートをスポーツ走行程度のレートに変更します。
ツーリングが不快にならない様に、反応するけど、シビアじゃない程度にします。
ダンパーの減衰力は前後とも、全然足りません。
車両に装着する前から「一番固い」にセットして、
リバンドストロークを調整して、イニシャルセットを造ります。
今の国産車の部品ってこんなですか?
コレ、上下共に正ネジでターンバックルじゃ無いんです。
危うく舐めてしまう所でした。
今の国産車の部品ってこんなですか?part2
調整式スタビはほとんど動きませんし、効きも弱過ぎです。
試乗すると、少しリアのスタビリティが足りませんので
リアのレベルを上げます。
前が曲がり過ぎって事も、頭には入れておきますが…
リアダンパをOHして、再びセッティングです
続き
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