サーキット走行用にメンテナンス&チューニングを施します
ベース車両はJZA80スープラの最終型、VVTIです。
一般ラジアルで筑波に通われていたオーナー様です。
今回はサーキット用にリセッテイングをします。
サスペンション周りは、弊社で取り付けたのでは無いのですが、サーキットを快適に走れる様にセッティングします。
ダンパー(ザックス)は未知ですので基本の数値に車両を合わせます。
まずは、現状の把握から初めます。
エンジンはHKSの金プロ、インタークラー&ブーストアップです。
オイルクーラーも装着されています。
エンジンは問題なく吹けます。良く出来てます。
タービンはノーマルですが、けっこうパワフルです。
ターゲットが筑波なので、このままで行きます。
ロールバーは6点+サイドドアバーです。
後端部はリアフレームエンドまで伸びているタイプが装着されていました。
タワーバーは前後に装着されています。
リアのタワーバーは、本来、必要が無いのですがアルミ製で格好良いので、そのまま…
フロントスポイラーは車高が高いので効かないですね。(142mm)
形状もいまいち、カナ−ド形状のサイドの処理はミニサーキット&(奥深いコース)には
有効です。
サーキット向けのダウンフォースが効く様に修正します。
本当はスポイラーを変えたいですが、好みも予算もありますので、今回は…
リアウイングはトヨタの中速用の物が付いています。(GT選手権02年)
ガーニーが付いているので、利用します。
ですが、角度が深いのでNGです。
ダウンフォースは出ますが抵抗も出ます。
抵抗が出ない様に角度を調整します。
抵抗が無くてダウンフォースが出るのが良いのです。
抵抗が増えてダウンフォースを得るならばウイング形状の必要はありません。
シートポジションが起きてますので、寝そべる様に調整します。
おそらく、ハンドルが届かなくなるので、スペーサーかディープコーンタイプに変更する必要があります。
ドライバーの体型にも因りますが。
寝かせた方が、ブレーキングが楽になりますし、左右にも振られにくくなります。
足周りは
ザックスの全長調整式、減衰力調整タイプが付いています。
バネレートはF16/R10と標準的なレートでした。(取りあえず、このまま…かな?)
これでレートが上がるようなら…ダンパーの影響ですね…たぶん、上がります。
ダンパーはクアンタムに近い感じでしょうか、オーリンズぽいかも…
乗り心地は良いですがダイレクト感が乏しいですね…オーリンズか?
車高が高く、ほとんどノーマルの値でした。
30mmぐらい下げたいのですが…街乗りの利便性も…
タイヤもSタイヤに変更して頂いたので車高は計り直しです。
…スープラは良いサイズがないので困ります。
今回の肝です。
リバウンドストロークがF65mm/R45mmでした。
これを大幅に変更します。
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