2009年"NISSAN MARCH CUP EAST japan series"に参戦します。
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モテギの練習レポート
FISCOのレースを終え翌週にモテギに移動します。
ドライバーの内田、本人が言うには相性の良いコースト言う事でした。
実際、昨年はマーチから遠ざかっていたのに、昨年6月のニッサンマーチスクールにおいてレンタカーで
自己ベストを塗り替えるという、技を見せつけてくれました。
一昨年の予選落ちラインギリギリからは昨年の時点でも成長をしていました。
セットを変えずにコースインをさせてみます。
最初のセッションで自己ベスト塗り替えます。マーチに身体が慣れている為だとは思われます
しかし、トップグループのタイムには、数秒あります。#76号車とモテギの組み合わせが初体験なので、この日の目的はコースとマシンに慣れてもらいます。
モテギはスポーツ走行の枠が少なく、何かと大変です。
初走行時は富士のままでしたが、2回目の走行時にはモテギを想定した大幅なセッティング変更を行います。
ストップアンドゴーサーキットでの難しさは、全開率とボトムスピードの兼ね合いでしょう。
ドライバーの癖を見ながらセッティングを進めます。何を感じて曲がっているのか、スライドの速さ等も気にしておきます。
実際、良く曲がる車にすると、安定感の無さからボトムスピードを落し過ぎてしまうという症状もありました。
曲がらない車では単に遅くなってしまいますので、ドライバーの技量を見定める必要があるのですが、彼女は成長過程にあり。
なるべく、車が先を行くセットを施す予定でいます。
メカとドライバー
短い30分の練習走行中、set1、set2、set3と変更をします。
ドライバーは最後のがイケてると答えを持って来ました。
ですが、set1とset3は同じなのです…。
set1で車が動き過ぎて、ビビリが入ってしまったので、set2で曲がらない方向にします。するとドライバーは曲がらない車を曲がるように操作をするのです。
曲がらない車に苦労すると、曲がる車を好み。曲がる車を望むようになりset3が良いと感じてしまうのですね。
一見、メカとドライバーの騙し合いの様にも見えますが、人間の感覚は絶対ではないので、今回の様にメカニックは感覚をもセッティングするのです。
上手く出来たかどうかは、ラップタイムが示してくれます。(大丈夫かな?)

レースは6月28日です。日本では梅雨というものがありますので雨の事も考えておかなければなりません。
マーチカップは雨用のタイヤはありません。ブリジストンの55Sです。
予選から決勝までを1セットのタイヤで過ごさなければならないのも辛い所です。
ドライの練習をもっとしたいのですが、雨のセッティングやドライバーの慣らしが必要です。
今回、私どもはラッキーな事に雨のシチュエーションに恵まれましたので、2本だけの練習走行でしたが、充実した練習が出来ました。
ドライバーにも元気良く走るように指示します。
コース内ではスピンする車はマーチと決まっているかの様な怪しい状態でした。様々な場所で色んなマーチがスタックしてます。やはり、タイヤがBSの55Sでのウェット路面は辛いのでしょう(こんなタイヤでレースをするのか…)。
内田もスピンをしてましたが、「コース内でスピンするのは車速が遅いからだ!」と葉っぱをかけて練習させます。
その結果、コースを飛び出す程のアグレッシブな責めに転じました。最後にはグラベルで止まるオマケも有りましたが、良しとします。
ドライバー内田
第1戦を経て、自分のポジションを把握し、目標が見定まってくるにしたがい、自分に対して歯がゆさから精神的に不安定に陥っています。
落ち込むのではなく、打破するバイタリティ、試練に打ち勝つ精神力が要求される場面です。
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