2009年"NISSAN MARCH CUP EAST japan series"に参戦します。
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マーチカップ東シリーズも最終戦になり、急に間隔が詰まってきました。 第4戦から3週間後に第5戦が開催されました。 その3週間の間にあった筑波のスポーツ走行は3日間だけでした。 1日目は第4戦から間も無い事もありキャンセルしました。 まだ、残暑が残っていたせいもあります。最終戦の時には秋の気候になっているはずだからです。 2日目は10月の2週目ですが台風の直撃にあいます。 本来なら練習の意味合いを持たせて走行をしたいと思っていましたが、数日前からの雨により舗装路面からの沸き水による路面不良と、予期せぬクラッシュを貰って不参加という事態を避ける為に、当チームとしては走行しない決断をしました。 レースはワンデイ(1day)で行われます。 前日の土曜日は台風一過の秋晴れでスポーツ走行にはレース参加者が押し寄せる結果になりました。 コレを予期出来ていた方は1ヶ月前から予約を入れていたのですが、当方は予期する事が出来ずに、30分の1本だけの走行となってしまいました。一般のスポーツ走行ですので、クラスのちがう車両も混在し、危険な状態にもなっています。 本数があれば分散もするのでしょうが、オートバイやファミリー走行などの通常の走行枠があるため、血走った「明日レース」の組が右往左往します。 皆さん練習が出来ていないのです。 当チームも30分1本なので、セッティングの確認しかできませんでした。ドライバーもコースを思い出すのに必死の状態です。 それでも自己ベスト11.6を上回る11.3で前日を終えます。 レース当日のスケジュールは朝の9時から予選になります。まだ外気温が低い頃です。 その時の車両の動きが確認出来ていないのが非常に気掛かりでした。 練習走行ができていれば踏まえたセット変更が可能だったのですが、現状では未対策となりました。 ドライバー内田は前回の筑波戦でのメンタルでの不発を払拭しようとテンションを保っていました。 前回の筑波とは全く違う平常心に近い状態で予選に挑んで行く事が出来たと思います。 予選 筑波戦の予選も赤旗による中断も考えられるので、早々のアタックを予定していましたが、予選が開始後に後追いした方とはズレていた様でした。 ペースを乱されダンロップコーナーでコースアウトしてフロントスポイラーを破損します。 そして、後続の車両にも先に行かれてしました。 前の2台のアタックとズレがあるのですが、内田は予定が狂った焦りにより、猛追してしまいます。 その結果、簡単に前走車に阻まれクリアラップが取れませんでした。 急遽、ピットスルーを命じてコースの居場所を変えましたが、ことごとくクリアラップが取れず、ドライバーもいら立ちを隠せませんでした。 その結果は、周囲も驚く36位でした。 決勝(コンソレーション) 当初予定していなかった予選落ちレースですが、応援して頂いている皆様や一緒に戦っている仲間の気遣いを感じグリッドにマシンを進める事にしました。 6番グリッドです。 こんな前からスタートをした事はないですし、この位置ならレースをコントロールできるポジションなので、チームからのオーダーは「リザルトを気にせずに楽しんで来なさい」でした。 ブラックアウトで抜群のスタートを決めた内田は前の2台を抜いて4位に浮上します。 1コーナーを抜けて2位3位の車両を伺いながら、1ヘアに向かいます。 2位を走行中の車両が1ヘアをオーバーラン、釣られて3位もオーバーランぎみです。内田の前にレコードラインが見えます。 外から帰ってきた2位と3位が接触して2位が弾き飛ばされます。 内田は3位に浮上してオープニングラップを走行します。 2週目、しっかりと2位をロックオンして隙を伺います。 3週目の得意の1ヘアで僅かな隙間を突いて2位の内側に入ります。しかし、軽く#111に当ててしまいました。回避する為の操作も間に合わず、後続2台に抜かれました。抜かれた焦りからその周の最終コーナーは失敗してしまいました。 4周目、気を取り直して先頭集団を追い掛けます。1秒近く離されていますが、もともとラップはコンソレーションレースで一番速いはずなので差を詰めて行きます。しかし、レースは6周なので差を縮めるだけで5位でフィニッシュしました。(コンソレ中のファーステストラップを記録しました) 予選では良い精神状態ではありましたが、予定外の環境にあわせる事ができませんでした。一緒に走る21台を予想する事はできません。その場(環境)に合わせた行動が必要となります。クリアラップは取る事が出来たとは思いますが、自分で積極的に環境を造る事が必要と感じました。 また、ドライバーの練習不足と言う点より走行回数の少なさからマシンの煮詰めの甘さもあったと思います。 路面温度の下がった時のセッティングを出来ていなかったと思います。(ドライバーのキャパが小さいのでなおさら善し悪しが出る) 決勝では、しなければならなかった「抜群のスタート」を決め、「アグレッシブに抜く」というシチュエーションを経験しました。 勢いのまま攻めると接触し、悪戯に前走車を追い掛けても自分のラインを見失う事もてしまうという事も経験しました。 レース中盤で離されましたが、自分のラインをきっちり守って焦る事無く自己ベストを更新してトップ集団を追い詰めた事は良い評価をする事ができると思います。 今回のレースは予選落ちと言う、想定外の結果でしたが、来年に繋がる収穫が多々ありました。 11月7,8日の東西決定戦への参加も決まり、準備をして行きたいと思います。 |
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